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第17話 キングを目指して (僕のNSC物語)

  2016/03/05

さていよいよキングオブコントだ。

NSCに入って初めてお客さんの前でネタをするので、いつもと違う緊張感だ。

普段のネタ見せの授業はウケなくても当然だが、今回はウケなければ終わりだ。

出番までの間で少し会場の雰囲気を見る事が出来た。

会場をみて、これは助かったと思った。

なぜなら空気がすごくいいのだ。

お客さんが笑いやすい空気だ。

よし大丈夫だ、この空気ならスベる事はないと思った。
(ちなみ舞台によっては何をやってもウケない重い空気の時もある)

いよいよ出番だ。

僕たちは定位置についてからダッシュした(そういうネタです)。

いきなりダッシュしたおかげか分からないがその勢いのまま、いい感じでネタが進んでいく。

そして最初から笑いも起きた。

笑い声を聞いて、テンションも上がり自分が乗ってくるのが分かる。

いい感じで上昇スパイラルが起きている。

大きな笑いよ来い、そう思いながらツッコミをした。

・・・・

そしてネタが終わった。

喉はカラカラだ。

そしてお互いに安堵の表情を浮かべた。

ウケたからというより、無事に終わって安堵といったところだ。

しかし1回戦の通過は厳しいと思った。

なぜなら狙っていたところは大体ウケたかなと思うが、大爆発のウケがなく、ややウケで終わったからだ。

過去の傾向的にはややウケが何個かあっても、大きいウケがなければ落ちる確率が高い(ネタのクオリティにもよるが)。

逆にウケてる部分は少なくても大きなウケが1つでもあれば通る確率が高いのだ。

一応少しの期待を胸に結果発表を待った。

さて奇跡は起きるのか。


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