様子を見ると決めたのには理由がある。
ネタを書く力や才能があると思っていたからだ。
いくら真面目に取り組んでる人でも、面白いネタを書けなければ売れないので、そういう意味では、言う事によって相方が委縮したりしないように割り切りも必要かなと思った。
あともしかしたら、同期とのそういう会話から発想力が生まれるかもしれないと思ったりもした。
でもメリハリは欲しいと思っていた。
今思えばメリハリの部分だけ言えばよかったかなと思う。
後はツッコミがしやすかったていうのもある。
基本的に自由にツッコませてくれてるのでありがたい。
そういうのもあり、なんだかんだでネタ合わせをすればすんなりいくので、そういう部分では合う
のかなと思っていた。
それにもし次のオーディションに落ちれば、もっと真剣にお笑いに取り組むかもしれないという気持ちもあった。
自分で変わるのが大切。
といいつつ僕も我慢の限界にきたときは、同期に愚痴りにいった。
今思えば愚痴りにいく時点でよくなかったけど。
さてさてそのような心情で、オーディション用の新ネタを練習した。
そして授業で披露した。
このネタはかなり思いきった漫才なので、どういうダメだしをされるのかビクビクしていた。
すると意外にも、良い評価をもらった。
講師曰く、そういうネタはそういうネタとして、ちゃんと見れるとのことだった。
最高の評価だと思った。
思いきったネタは、ちゃんと見れないネタが多い。
にもかかわらず、見れると言っていただいたのだ。(ちなみにこの講師はNSCの時のナイナイを売れると評した人物だ)
嬉しかったし、やはり相方は凄いと思った。
そして相方と話合うまでもなく2人の意見は一致していた。
「このネタでオーデションにいこう」
普通の漫才コントとか普通のしゃべくり漫才ではないので、絶対に印象に残るだろうと思った。
さてオーデションの結果はどうなるのか。
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