僕は電話に出たのである。
「もしもし、どないしたん」
「みんな結構コンビ組んでるよな」
「そうやな」
「よかったら俺らもコンビ組まへん」
「そうしようか」
みたいな感じで、あっさりコンビは結成されたのである。
ようやくスタートラインに立てたのである。
ネタは相方が作りたいと言うので、相方に作ってもらい、後日ネタ合わせをしようという事を話して電話を切ったのである。
ボケとツッコミに関する話はしていないが、僕の中では、すでに決まっていた。
僕がツッコミである。
そしてネタ合わせの日がやってきた。
相方のネタを見て驚愕した。
なんと相方は短期間で3つもネタを書いてきたのである。
かなりの力量である。
早速そのうちの1つのネタを練習した
このコンビとして初めてのネタ合わせなので苦労するかなと思ったが、意外とすんなりと出来たのである。
やりやすいネタというのもあったかもしれないが上出来である。
ちなみにこのコンビとしてと書いたのには理由がある。
僕は高校の時に即席でコンビを組んで、M-1の2回線までいった事があるのだ。
その時はもっと苦労した覚えがある。
ネタも書いていたので、ネタ作りの苦労も知っている。
それを考えれば相方はかなりすごい奴だ。
とにかくネタ合わせは無事に終わった。
後はいよいよネタ見せの授業を迎えるのみである。
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