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第10話 亀裂 (僕のNSC物語)

  2016/03/05

次のオーデションは今宮戎漫才大会の予選にでるためのオーディションだ。

この大会も前回の大会と同じで誰でも出れる大会なのだがnsc生は人数が多いのでオーディションがあるのだ。

ちなみにこの大会は、前回の漫才大会と違ってプロの登竜門と言われてる大会で、過去にはダウンタウンも優勝している。

そのような大会なので次こそは合格してやるぞという気持ちで、校内オーディションに向けてやる気がみなぎっていたのだが、一つ問題があるのだ。

実はこの頃から少しずつ相方に不満を持つようになってきたのだ。

どういった不満かというと、若手芸人が漫才やコントを練習する場所があるのだが(難波ハッチと難波パークスという場所。この場所にいけば結構な人数の芸人が練習してるので人目を気にせずに堂々と練習できるのだ。もちろん人によっては家で練習してたり近くの空き地で練習してたりします)僕たちはここで練習していた。

そして同じクラスの他の同期もここで練習をしていた。

この頃になると他の同期とも喋ったり仲良くなってきたりするのだが、相方が練習そっちのけで他の同期とずっと喋っているのだ。

僕としてはその時間が無駄な時間にしか感じられなかった。

もちろん練習も少しはした。

でも中身を詰めて、ここをこうしようとか話したり、ここをどうするとか話して、シンキングタイムに入るのだが、そんな時にすぐに話に行ったりするので、こっちとしては案がでてもすぐに話せないし、練習にも集中できないので腹が立っていたのだ。

しかも前回の予選に落ちているのにもかかわらずこんな状態なので余計にイライラした。

もちろん他の同期にも同じ事を思っていた。

お前らは遊びに来てるのかと。

こうなってくると言うか我慢してやるかの2拓しかない。

僕はどうしようかと考えた結果、もう少し様子を見ることにした。


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