さて自信のあるネタは完成した。
いよいよ強制終了のある舞台の1次オーディションだ。
最後までネタをやりきるのも厳しいオーディションである。
そして最初のコンビが登場した。
合格か不合格かは覚えてないが、1つ覚えてるのは、今日の会場の空気は最悪だという事だ。
1次オーディションでは10回に1回くらいある最悪の空気の日なのだ。
この空気の日は、関西のお笑い好きには少し知名度のある芸人でさえも、だだ滑りで終わる事もある日である。
それに比例して合格者も少なくなる日である。
しかし、逆に好都合である。
僕らのネタはぐいぐいいくネタではないので、この空気感でも何とかなると思ったからである。
その後何組か続けて、強制終了の連続で、いまだに合格者でていない状況だ。
そんな中2組前くらいに出たコンビが、僕らと同じような雰囲気のネタをした、
空気の悪い中にしては、そこそこの笑いをとり、見事ネタを最後までやりきり合格した(最後までやりきっても合格するとは限らない)。
これでさらに自信が出てきた。
というか80%くらいの確立でいけるだろうと思った。
そして1つ前のコンビが強制終了となり、いよいよ僕たちの出番だ。
この空気の悪い中、かなりの自信をもって出ていった。
今日は舞台が怖くない。
いよいよ最初のボケだ。
、、、ウケた。
微ウケだが、この空気ではウケただけで勝ちだ。
そのままよい感じで一番自信のあるボケまで来た。
そしてボケた。
しかしここで違和感が発生、、、
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