いよいよクラス分けオーデションである。
今回のオーデションは他の人が見てるる前でネタはやらずに、
講師数人の前でネタをするのでいつもと違う緊張感でだ。
本番直前まで入念なネタ合わせをした。
何度ネタを確認しても緊張感は消えない。
それだけ、このオーディションにかけているのだろうと思った。
いよいよ僕たちの番が来た。
勢いよく走りだした。
完全に無音だ。
何も聞こえない。
センターマイクの位置に辿り着いた。
僕が「はいどーもー○○です」と言った。
・・・・
・・・・
・・・・
まさかのアクシデント発生だ。
しかも出だしから。
このネタは僕がコンビ名を言って、相方から喋りだして漫才がスタートするのだが、相方がまさかの無言なのだ。
普通に考えればすごく焦る状況なのだが、
なぜか僕は妙に落ち着いていた。
そしてアドリブで「お前から喋り出すネタやん」ってツッコもうとした瞬間に相方が喋り出してた。
その時間はわずか2秒3秒くらいでだったが、すごく長く感じた。
しかしその後は持ち直し、順調にネタを終える事が出来た。
もしあの時にツッコんでいたら、リズムが崩れてグタグタになったのかもしれない。
とにかく無事にやりきった事が奇跡のように感じた。
あとは後日ある結果発表を待つのみだ。
【芸人の為のおすすめの本とDVD】
⇒自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)
⇒ 紳竜の研究 /島田紳助/松本竜介
⇒しゃべくり漫才入門ボケとツッコミの基本、ぜんぶ教えます【電子書籍】[ 元祖爆笑王 ]