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第13話 突然 (僕のNSC物語)

  2016/03/05

結果は掲示板に張り出されるので、来る日も来る日も掲示板に目を通してたのだが、なかなか

結果の書いた紙が貼られていない。

しかしその時は突然やって来た。

ネタ見せの授業中に、いきなりNSCの職員が入ってきて、先ほど結果がでたので今から発表しますと言った。

僕らのクラスがたまたま授業中だったので、僕らのクラスだけサプライズ発表ということらしい。

しかし今回こういう形で発表という事はこのクラスの誰かが合格している確率が高いということだ。

すぐに発表があるのかなと思ったのだが、ネタ見せの授業の講師が職員に「発表は待て」と言った。

どうするのかなと思ったら、講師が、「受かってる自信のあるやつ手をあげろ」と言った。
僕たちはもちろん手をあげた。

そして他に2組手をあげたコンビがいた。

僕は少ないと思った。

芸人なら全員手をあげないとと思った。

そして、手をあげてない人は自信のないネタをしてたのかとガッカリした。

そんな人らが売れるとは思わない。

話はそれたが、ここで講師が職員に言った。

「ちなみにこの中に合格者はいるのか」と

緊張の一瞬だ。

ここで誰もいてないとなったら、面白いけど辛い。

そして職員は言った。

「いてる」と

よかったと同時に、多少自信はあったのでこの時点で確信に変わった。

僕らが合格だと。

他の2組のネタも見ているので、それに比べて負けてる要素はないと思った。

そして講師が言った。

「お前らオーデションで披露したネタをしろ」と

そして3組はネタをした。

僕たちは自分たちが受かってると思っていたので、自信満々に最高の出来でネタを終えた。

緊張など一切なく出来た。

他の2組のネタも終わった。

ここで講師が合格者の確認をした。

すると講師が意味深な事を言った。

「あ~、今日の出来やったら違う結果になったやろな」と

あれ?と思った。

という事は出来の悪かったコンビが受かってるという事かと。

ちなみにこの時は1組だけ、テンションが乗ってなくて出来の悪いコンビがいた。

もしかして受かってるのは自分たちじゃなくて、このコンビか・・・

さてさていよいよ本当の結果発表だ。


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